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【株式会社ツクセルのその後】EC×ペット用品の MOFMORE 創立。 犬猫殺処分ゼロを目指す取り組みと、業界シェア拡大への道筋
2024年12月04日
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株式会社ツクセル 代表
株式会社 MOFMORE 代表 津島航平
琉球ジャーナルで過去に取材した方々を後追い取材する「その後」シリーズ。
今回は株式会社ツクセル代表の津島航平さんのもとへ、琉球ジャーナルの新しい編集長・知花さんと共に伺いました。
過去記事はこちら
https://journal.ryukyu/ec/2432
自社ECで購入することへのハードルが下がった今。ペット用品業界へ参入の構想とは。
―会社に入ると、棚には会社の商品がずらり。
(翁長)クラブにいるヤンチャそうなお兄さんが付けていそうなアクセセリーも。いろんな商品がありますね。主力の商品はどれですか?
(津島)これですね。自動給餌器。2 種類のエサが出るタイプになっています。
(翁長)自動給餌器!2 種類出るタイプって珍しいですね。新しい事業だと思いますが、ツクセルの事業ですか?
(津島)2021 年にペット用品事業を扱う会社を設立しまして、そこの商品です。株式会社 MOFMORE といいます。
(翁長)そうなんですね。やはりコロナで変化はありましたか。(津島)変化ありましたね。EC 業界としてはコロナは追い風だったので、コロナが落ち着くと相談数が結構減って、逆風になった感じはあります。コロナの影響で自社 EC サイトが一気に増えたので、買う側のお客さんからすると、自社 EC サイトで買うことへの抵抗は減ったのかなと思います。今までは amazon とか楽天は安心だけど、自社 EC サイトはなんか使いづらいというイメージがあったのが、そのハードルが下がった感じはあります。同業者からも、自社 EC の購入率がかなり上がってきているという話は聞きます。EC の販売数も伸びてきていて、自社 EC は皆さん当たり前に持つような時代になってきていますね。
(知花)結婚しなくなったり少子化だったりで、ペットにお金をかける人が増えていっていることも、参入の理由になっているのでしょうか?
(津島)まさにそれもありますし、空き家問題とかあるじゃないですか。今はペット不可の物件が多いですけど、おそらくは規制緩和されて、空きをなくす為にペット可の物件が増えていくんじゃないかという見立てですね。あとは、市場的にちょっとずつ上がってはいるんですけど、その割には競合があまり強くないジャンル。まだ、「この商品だったら、ココ」というような所が、他のジャンルに比べてあまりない。というところで、勝ち筋がありそうだと。
(翁長)確かに、言われてみればペット商品と言われて思いつく会社ってあまりないかも。
なぜ、給餌機なのか。
(知花)ペット用品であれば、フードだと定期的に購入してもらえるサブスク的な形と、この商品のように、買ったら暫くは買わないような、買い切りの商品とあると思うのですが、なぜ買い切りの商材を選んだのでしょうか。
(津島)ここはちょっと、戦略の部分になっちゃうんですけど…。(苦笑)
(知花)言える範囲で結構です。笑
(津島)ゆくゆくは、市場として一番大きいフードにいきたいです。だけどフードって競合が本当に強すぎて。大資本が入りまくっているので、なかなか新規参入って難しいんですよね。ですが、違った切り口でいけば勝てると思い。
その一つとして、フードの関連商品を売って、その関連商品を売るときにフードも付けて送って、一定数リピートしてくれる人たちがいると思うので、それを狙いたいと考えています。なので、この自動給餌器が“関連商品”ですね。
自動給餌器とエサを一緒にするのは相性が良いので。楽天とアマゾンでの販売は好調なので、今後は自社サイトからの販売を伸ばしていきたいという感じです。
保護猫・保護犬の殺処分ゼロへの想い
(翁長)今後、達成していきたい目標や、解決したい社会課題などはありますか。
(津島)保護猫保護犬の殺処分ゼロを、いろんな団体さん達と一緒に達成したいです。今年提携した NPO 法人があり、岩手でのイベントに参加してきたりしました。メーカーとしてできる事はしていきたいと思っていて、保護施設に商品を寄付したりしています。
(翁長)動物への愛を感じますね。
(津島)僕たちの商品は、飼い主さんがよりペットライフが快適になるように、犬猫にも優しいけれど、飼い主さんにも優しい造りになるようにこだわって作っています。ペット側は手厚い世話を受けられて、飼い主さんの負担を減らすことで、より良いペットライフが送れるんじゃないかと。
(翁長)ここへ取材に来る前は、まさか動物の話になるとは思っていませんでした。笑
一般社団法人沖縄イーコマース協会の代表理事に就任した津島さん。沖縄から世界へシェア拡大の道筋とは。
(翁長)津島さんは、一般社団法人沖縄イーコマース協議会の代表理事にも就任されましたよね。その辺の活動はいかがですか。
(津島)飲食店を経営されている方が、風鈴を扱っている台湾の工場とマッチングして、風鈴をお店で販売しようとする動きがあったり、さまざまなビジネスマッチングが生まれていますね。
(翁長)ツクセルや MOFMORE としてのマッチングもありましたか?
(津島)僕らはまだなくて。というのも、中国に毎月行くので、どうしても中国の工場の方が安くて質が高いっていう現状がありますね。
(知花)MOFMORE は今、日本だけの展開ですか。
(津島)今は日本だけですけど、2年後位からアジア進出しようと考えて動いています。ただ、中国で販売するには、中国メーカーに値段や文化の理解度で勝てない。EC の商品ページでも負けちゃうので、EC は難しいなと。なので、中国以外のアジア圏に卸していくイメージになりそうです。
(翁長)世界進出、応援しています。本日はありがとうございました。
株式会社ツクセル HP:https://tuqsell.jp/
株式会社 MOFMORE 公式ストア:https://mofmore.com/
MOFMORE 公式 Instagram:https://www.instagram.com/mofmorepet
投稿者プロフィール
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沖縄県那覇市出身。二児の母。
沖縄の子育てを応援するフリーマガジン「たいようのえくぼ」と、その姉妹冊子・沖縄の部活動を応援するフリーマガジン「たいようのFight!」のデザイナーを務める。
県内向けおでかけ情報サイト「ちゅらとく」ライター。
翁長奈七 - 2024/12/4
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