トミーズクリエイション×RYUKYU JOURNAL
RYUKYU JOURNALをビジネス分解してみた!(2/2)
2019年05月16日
Tweet(前回のあらすじ)
—前回の記事では、RYUKYU JOURNALはどういう目的のためにスタートし、それを達成するためにどういう形をとっているか?をトミーズクリエイションの日野さんと「アイデアシート」を使いビジネス分解を行いました。
細かく分解することでメディアの目指す方向性も改めてはっきり。
RYUKYU JOURNALをビジネス分解してみた!(1/2)
そしてさらに今度は、RYUKYU JOURNALを運営側からの視点で分解してみます。
運営側のRYUKYU JOURNALに対する欲求とは?
日野さん:
ひとつのモノでも、いろいろな視点や立場によって見え方捉え方に違いがでてくるわけです。
それではさっそく、運営側の視点から分解してみましょう。
haisがRYUKYU JOURNALに持っているポジティブ欲求は、
「実現」「貢献」
の2つではないかなと思います。
「沖縄を活性化したい」「沖縄を情報で活性化したい」を成し遂げたい!というのが、
この「実現」とそれにともなう「貢献」というポジティブ欲求となるのかなと。
ではさきほどと同じように、その成し遂げたいことを止めていること、避けたいこと、
いわゆるネガティブ欲求はなにかと考えると…
「束縛」「失敗」
なのではないでしょうか。
「束縛」=うまく情報を発信できないことで目的を達成できない状態、になることを避けたいということと、
もちろん事業として運営しているわけですから、「失敗」したくないという部分が大きいかと思います。
失敗を回避するために、「隠れた経済情報で沖縄を活性化したい」ということになります。
ビジネスとのバランスというところで考えると沖縄経済というところがポイントになるかなと。
ということで、成し遂げたいことを実現するためにWEBメディアで実現していこうということになるわけですね。
分解1:仕組みを分解 読者側との違いは?
日野さん:
さきほどと同じように、5つの項目にそって仕組みを分解していきます。
うちなー経済に関わる人・モノ・企業対象の
[価格・制度・価値]
閲覧無料型のメディア
[場所・地域・空間]
沖縄全域対応・インターネット上のウェブメディア
[製品・機能・特徴]
独自取材・記事寄稿型
[時間・季節・時期]
不定期更新型(いまのところ)
と見える化できました。
アイデアシートにまとめるとこうなります。
よくよく見てみると、
読者側の視点と、提供側の視点の間の分解の内容がほぼ一緒ということがわかります。
これはニーズが一致しているので、このサービスというのはマーケットから受け入れられる可能性が高いんじゃないかなと僕は思いますね。
また、RYUKYU JOURNALのトップページに書かれている、「沖縄の経済を照らし出す」というのは、
運営側としては、「隠れた情報で沖縄を活性化を実現し貢献するためのメディア」なんだという本質がわかるようになったと思います。
RJ:
なるほど!
「沖縄経済を照らし出す」という言葉だけで伝えきれないことがはっきり目に見えて分かるようになった印象です。
日野さん:
ユニークなものを分解して、見える化一般化することによってより多くの方が理解し共感してもらいやすくなる、というのは大切なところです。
分解2:ビジネス分解からヒントを掴む!
日野さん:
ここまでが、RYUKYU JOURNALのビジネス分解ということなんですけども…
読んでいただけてる方によって重要なのは、じゃあ今回の分解から何を気づくことができるのか、何かヒントとして得られるようなものがないのか?とかというところを求めてるんだと思います。
今回「隠れた情報」がポイントだということがわかりました。
考えると今回気づいたのは「情報は動かさないと価値が出ない」ということなんですね。
逆に言うと「価値ある情報とは動いてる情報」なんだという風に、今回の分解から気づくことができるということになります。
隠れた情報を隠したままにしておくと意味がない、ということですね。
そうすると、この記事を読んでいただいている読者の方が、自分のやってる仕事とか自分のビジネスの中で「動いていない情報って何があるんだろう」「隠れてる情報って何があるんだろう」「それを動かすことによって何か価値は出せるんじゃないか」と考えるきっかけになるのは、すごいヒントなんじゃないかなと思うんですよね
分解3:RYUKYU JOURNALの分解を活用してみる
日野さん:
この話をベースに、もうちょっと詳しく話をしていければと思うんですけど、じゃあ今回具体的にRYUKYU JOURNALの分解から「借りたいポイント」って何か、というところで考えてみます。
RJ:
「借りたい」というのは、この気づきから何か新しいパターンと言うか
日野さん:
参考にするポイントとも言えますね。
僕なりに考えてみました。
それは何かと言うとRYUKYU JOURNALは「隠れた経済情報を発掘したい沖縄県民のためのWebサービス」じゃないですか。
ここから何を借りるかと言うと…
「隠れた〇〇を〇〇したい〇〇のための〇〇」
になるのかなと。
このポイントからRYUKYU JOURNALと似たサービス事業というのがないかな、と考えると、
例えば、
「隠れた旅行体験を発掘したい人のためのWebサービス」では、トリップアドバイザーであったりとか、
「隠れた得な情報を発見した人のための雑誌」では、クーポン付きフリーペーパー、となったり。
「隠れた友人の情報を見つけたい人のためのスマホアプリ」であれば、 FacebookなどのSNSと言えるかとおもいます。
このように分解して一般化して考えてみると、
「隠れた〇〇を〇〇したい〇〇のための〇〇」というサービスは、意外と世の中に溢れていて沖縄にもあるんじゃないかなと思って考えてみたんですけど、
例えば、みなさんご存知だと思う「DEEokinawa」っていうサイトは、
「隠れた沖縄 b 級情報を発掘したい沖縄ファンのための Web メディア」
なんですよね。
「母子家庭」というスナックの中がどうなってるんだろうというとこに突入してみたり まさに隠れたものを見出してる謎を解いていくというメディアですよね まさにdee沖縄が支持されてる理由がわかります。
それと、僕が以前、「ちゅらグルメ」というサービスを企画・リリースした時は、沖縄県民向けの飲食店情報サービスってなかったんですよ。
その頃ってみんな観光客のための飲食店情報サービスしかなかったんですね。
沖縄人のための飲食店情報が、まさに「隠れてる」状態だったんです。
なので、
「隠れた飲食店情報を発見したい沖縄県民のためのクロスメディア」という形で、
Webサービス・テレビ番組・フリーペーパーなどクロスメディアで始めたのがちゅらグルメだったんです。
なのでこういった形でアイデアを分解をして見える化して共感理解していけるようにすると、
そこから気づきがあったりヒントになるものがあったり、直接一部を借りることによって自分がやっていることのイノベーションや問題や課題を解決するアイデアにつなげる、ということができるわけです。
分解4:「ビジネス分解」シリーズ今後もやっていきます
日野さん:
RYUKYU JOURNALを分解・見える化するというのを読者の方に見ていただくことで、それを通じて何か気づき新しいアイデアや事業のきっかけ、問題解決というところで沖縄の経済の活性化に貢献するというところをRYUKYU JOURNALさんと一緒にねぜひやっていきたいなと思いますね。
また逆に読者の皆さんには、うちの今度の新商品分解して欲しいんだけどーとか、今うちがやってる商品まだそんなに表に出てないんでちょっと分解して照らし出してほしい、ということがあればぜひ、編集宛にお声がけいただければと思います。
今日はありがとうございました。
RJ:
ありがとうございました!
RYUKYU JOURNALはこれからも経済情報で沖縄の活性化に貢献していきますよー!
今後とも、よろしくお願いします!
RYUKYU JOURNALでは、ビジネス分解するサービス、商品、企業を大募集しています。
分解見える化することで新たな伸びしろ、改善点が見えてくる。
ビジネス分解していきましょう!
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