TOPビジネス分解RYUKYU JOURNALをビジネス分解してみた!(1/2)
ビジネス分解

トミーズクリエイション×RYUKYU JOURNAL
RYUKYU JOURNALをビジネス分解してみた!(1/2)

2019年05月16日

RYUKYU JOURNAL(以下RJ):
今回から、RYUKYU JOURNALで新しいコーナーがスタートします。

以前、RJでも取材させていただきました、トミーズクリエイションの日野富夫さん(https://journal.ryukyu/educate/889)とコラボレーション。

「アイデアシートを活用していろいろなビジネスを分解しよう!」
というシリーズをスタートします。

「アイデア理論」でまとめていく「アイデアシート」

あのビジネスはどうやって成り立っているのか?あのヒットのポイントはどこだったのか?を分解することによって理解して、読者のみなさんにもお役立ていただこう!というシリーズです。

今回は初回ということで、やはりまずは「RYUKYU JOURNAL」自体を分解していきます。日野さんよろしくお願いします。

日野さん:
よろしくお願いします。

「ビジネス分解」はわかりやすくいうと、未来から今を考え仕組み化するという考え方です。
RYUKYU JOURNALを分解して、どういうアイデアで作られているか、を見える化していきたいなと思っています。

分解その1:欲求を見える化する
「読者はRYUKYU JOURNALに何をもとめている?」

日野さん:
その未来をまず見える化するために、欲求というものを使います。
その欲求というものを見える化するために作ったのが、この欲求カードです。

「アイデア理論」で使われる欲求カードは、それぞれ対応するポジティブ欲求ネガティブ欲求が1枚のカードの表裏にかかれている。
カードを優先順に並べたり、当てはまる欲求を選ぶ事により、自らの求めるもの、避けたいものをより明確に把握することをサポートする


それを使ってまずRYUKYU JOURNALの持つ欲求というものを見える化していきましょう。

日野さん:
まず、欲求というのは誰がもつのかというのが重要です。
RYUKYU JOURNALというのは誰のためのメディアなのか、ということを見える化すると…

これはやっぱり「沖縄県民のため」ということは琉球と名のつくサービスだしはっきりしていますね。
RYUKYU JOURNALというのは「沖縄県民のため」のメディアです。

では、沖縄県民の持つ欲求とは何だろう?と考えていきます。
アイデア理論では、欲求は2種類あるというふうに考えています。

一つはポジティブ欲求。
自分がこうなりたいなーとかあるいは追い求めたいとかこうなって行きたいなというところの、いわゆるプラスの欲求を「ポジティブ欲求」という風に呼んでます。

もう一つ逆に嫌だなー避けたいなーあるいは自分がこうなりたいと思っていたことを止めていることを表すマイナスの欲求で、それを「ネガティブ欲求」という風に呼んでいます。

まず最初にポジティブ欲求を見える化していきましょう。

沖縄県民がRYUKYU JOURNALに対して持つ欲求というのは、「支配」いうものと「好奇心」があるんじゃないかなというふうに考えました。
このそれぞれの欲求は何をしたいかっていうことが大切です。

まず、何を「支配」したいのか。
RYUKYU JOURNALの場合は情報メディアですから、沖縄県民は「何かを見つけたい」「何かを発見したい」ということだと思うんですね。
なので、より強い欲求として「発見したい」ということだと思います

次に、「好奇心」という欲求。
じゃあ「何を」発見したいのか、RYUKYU JOURNALの場合は、やっぱり「情報」を発見したい。となります。
このあたりはRYUKYU JOURNALがわかりやすいタイプと言えるかもしれません。

分解その2:欲求をさらに具体化する
「読者は、どんな情報を発見したい?」

では次は、この「情報を発見したい」をこれからさらに具体化していきます。

「情報を発見したい」というプラスの欲求を成し遂げていく上で避けたい事っていうものを見える化していくんですけども、それは欲求カードの裏の方の黒い欲求を使っていきます。

それは何かと言ったら「束縛」と「無関心」と考えていいんじゃないかなと思います。

一つは、「自分が知らない情報」がどこかにあるんじゃないか、見つけきれていないんじゃないか、という「束縛」。
もっというと、自分が見つけられていない隠れた情報があるかもという「束縛」が「情報を発見したい」という成し遂げたい欲求を止めている、邪魔しているのでは、というマイナス欲求です。
その「束縛」を回避するために、沖縄県民がやりたいことというのは、「隠れた情報を見つけてみたい」または「発掘してみたい」ということになるわけです。

さらに「無関心」。
具体的にはどんな隠れた情報を見つけたいのか。
RYUKYU JOURNALの場合は経済情報に特化したメディアなので、隠れた「経済」情報となります。
「無関心」を避けたい、ということは、自分が興味のある情報は隠れていてもしっかり発掘したい、ということになり…

これまでの欲求の見える化から導かれる沖縄県民のもつ欲求は、
「隠れた経済情報を発掘してみたい」
ということになります。

その県民の欲求を、RYUKYU JOURNALが実現していこうということにまとまるわけですね。
それをまとめたのがこのアイデアシートです。

RYUKYU JOURNALは「隠れた経済情報を発掘してみたい沖縄県民のためのメディア」としてリリースされたということです。
これがRYUKYU JOURNALとして達成するべき「決断のアイデア」となるんですけども、じゃあそれをどのようにしてアイデアとして仕組み化したのかっていうところ、さらに分解していきたいと思います。

RJ:
「決断のアイデア」!カッコいい…
それを実現するためにどういう形になっているか、を分解していくということですね。

分解その3:「決断のアイデア」から仕組みを読み解く

日野さん:
RYUKYU JOURNALの「決断のアイデア」=「RYUKYU JOURNALはこれをやるぞ!」と今やってるわけです。
じゃあそれを実現するためにどういう仕組みになっているか。
5つの項目に沿って見える化していきましょう。

[人・立場・属性]
うちなー経済に興味のある沖縄県民のための

[価格・制度・価値]
閲覧無料型のメディア

[場所・地域・空間]
沖縄全域対応・インターネット上のウェブメディア

[製品・機能・特徴]
うちなー経済に関わる、人物・企業・商品サービスに特化

[時間・季節・時期]
不定期更新型(いまのところ)

と見える化できました。
アイデアシートにまとめるとこうなります。

RJ:
完全に見える化出来ましたねー!

日野さん:
僕も以前からRYUKYU JOURNALさん知っていましたけど、改めて分解してみてユニークな点・強みってここなんだ、というのが分かったし、僕も沖縄県民ですけれど沖縄県民としてこのメディアがやっぱり必要なんじゃないかなあと思いました。
どんどんと大きく知られていって欲しいなあという風に共感をしましたね。

こういった形で様々な商品サービス・人を含めて、分解をして見える化することで誰にでもわかるように一般化すると、「本質」が見えてきますよね。
そうなると共感も理解もしてもらいやすくなり、場合によっては応援もしていただけるということにつながると思います。

「RYUKYU JOURNALでは隠れた経済情報を発掘・発信していく」というところで言えば、こういったコンテンツ記事というものは意義があるものなんじゃないかなという風に改めて思いました。

分解その4:RYUKYU JOURNALを別の側面からも分解?

さらに今回はもう一つありまして。

今の分解・見える化は、沖縄県民からの視点でした。
では、このRYUKYU JOURNALを運営・提供している株式会社haisさん側の視点からのアイデア分解も、できるわけです。
そちらも分解していきましょう。

(次回は、RYUKYU JOURNALを運営会社視点からビジネス分解します!)
RYUKYU JOURNALをビジネス分解してみた!(2/2)

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編集部 - 2019/05/16